ミャンマーを中心に大きな被害をもたらした地震の発生から、4日で1週間。複雑な現地事情の中、なんとか日本からの支援を届けようとしている人たちがいる。
東京在住の医師で、在日ミャンマー人コミュニティーの中心として活動するキンゼッヤーミンさん(44)は3月28日、フェイスブックで地震の一報を知りショックを受けた。
ミャンマー各地では2021年の軍事クーデター以降、実権を握る国軍と民主派武装勢力、少数民族系武装勢力との戦闘が続いている。その混乱に追い打ちをかける打撃。夫は、特に大きな被害が伝えられる中部マンダレーの出身で、連絡がとれない知人もいる。
「私たちも、何かできないか」。日本で暮らすミャンマー人は約11万人(24年6月末)おり、国別では8番目に多い。在日ミャンマー人同士で連絡を取り合い、地震翌日には都内数カ所で街頭募金を実施。クラウドファンディングでは1日ほどで100万円超が集まった。
特殊な外貨事情 多額の送金にも壁
これらの募金を、どうやって現地の団体や知人に届けるか。
ミャンマーでは、国軍統制下で決められた外貨両替の公定レートと実勢レートがかけ離れ、日本から送金してミャンマーで現地通貨で引き出すと実質的に半分ほどに目減りしてしまうという。
また、国軍は対立勢力への資…