タイ側からの電力供給が止まり、ネオンが消えたミャンマー東部シュエコッコ。自家発電が行われているとみられ、白い電灯がともっていた=2025年2月21日、タイ・メソトから、笠原真撮影

 ミャンマー東部の犯罪拠点で多数の外国人が特殊詐欺に加担させられてきた問題で、地域を実効支配する武装勢力「カレン国境警備隊(BGF)」の幹部が27日、朝日新聞の取材に、日本人男性1人が26日夜、ミャンマー東部で発見されたと明かした。

 BGFはこれまで28カ国・地域の外国人7千人以上を保護。その中に日本人は含まれていなかったが、今回新たに日本人男性が発見されたという。

 幹部によると日本人男性は、BGFの支配下にあり、中国系犯罪組織の拠点も置かれてきたミャンマー東部のシュエコッコ周辺で見つかった。BGFに保護され、身元確認などの聴取を受けているという。男性が特殊詐欺に関わっていたかなどは明らかにされていない。

 BGFは、男性を保護したと…

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