ミャンマーで起きた地震の大規模な被害を受け、国軍と対立する民主派の「国民統一政府(NUG)」は29日、同派の武装勢力「国民防衛隊(PDF)」に対して、被災地などでの軍事活動を一時停止するよう命じた。
NUGの声明によると、停戦期間は30日から4月12日までの2週間で、被災地と支援活動に関わる地域が対象。防御的な活動は停止の対象外としている。人道支援活動を可能にするのが目的で、国軍支配地域であっても「安全が保証されるなら、(国軍に抵抗する)市民不服従運動(CDM)に参加してきた医療従事者が救援や医療活動に協力する」としている。
ミャンマー各地では2021年の軍事クーデター以降、PDFなどの民主派武装勢力や少数民族系武装勢力と、国軍の戦闘が続いている。
被災地周辺でも最近まで戦闘
被災の中心地となっている中…