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ミャンマー中部マンダレーの僧院に設置されたキャンプには、簡素なテントが密集していた。1500人以上が暮らすという=2025年4月21日、マンダレー、笠原真撮影
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 ミャンマーで3700人以上が死亡したとされる地震から、28日で1カ月。街には被災者が集まるキャンプが増えたが、人々は先の見えない生活を余儀なくされている。

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 第2の都市マンダレーには崩れた建物が残り、壊れた配水管から水があふれ出ていた。一方でがれきの撤去が進んで営業する飲食店が増え、「日常」が戻りつつあるようにも感じられる。

 目立つのが竹やシートでできたシェルターが並ぶキャンプだ。家を失った被災者が身を寄せ、過密状態になっている。

 ある僧院が運営するキャンプを訪れると、人々はうちわを手に、猛烈な暑さと飛び回るハエをやり過ごそうとしていた。果物やかみたばこを売る売店もあるが、多くの人は横になり、時間を持てあましている様子だ。

 「食べ物が足りない。地震直後は1日3~4回あった団体や民間からの寄付は、ここ2日間来ていません」

 地震当日から避難生活を送る…

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