ロシア国防省は10日、ウクライナ軍の大規模なドローン(無人機)攻撃がロシア各地であり、モスクワ郊外では34機を撃墜したと発表した。ロシア独立系メディアは「モスクワへの過去最大のドローン攻撃」と伝えている。
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モスクワのソビャニン市長によると、ドローンが飛来したのは、モスクワ南方にあるモスクワ州のドモジェドボやラメンスコエなど。モスクワの玄関口であるシェレメチェボ空港など複数の空港が一時閉鎖された。
独立系メディアは、中央アジアのウズベキスタンからシェレメチェボ空港に向かっていた民間機が、進路上を飛行するドローンに気づいて回避したと伝えた。だが、有力紙イズベスチヤは、ロシア最大手アエロフロート航空が情報を否定したと伝えている。
また、モスクワ州知事は、州南東部のスタノボエにドローンが落下して住宅2棟が炎上し、女性1人が負傷したとしている。
モスクワへの大規模なドローン攻撃は、20機が撃墜された今年9月以来。ロシア独立系メディア「シレナ」は、モスクワへの過去最大のドローン攻撃としている。ロシア国防省によると、モスクワのほかにロシア南西部なども攻撃を受け、計70機を撃墜したという。