28日に首相官邸で開かれた日モンテネグロ首脳会談で、日本に留学経験のあるモンテネグロのスパイッチ首相が石破茂首相と流暢な日本語でやりとりした。石破首相は「(外国首脳との日本語でのやりとりは)歴史に残る会談だ」と持ち上げた。
外務省によると、スパイッチ氏は国費留学生として埼玉大などに留学した経験がある。大阪・関西万博のナショナルデーにあわせて来日した。会談冒頭、日本語で発言し、「両国は法の支配、民主主義、多国間主義、平和と繁栄という価値を共有している。自由で開かれた国際秩序という日本のビジョンを全面的に支持する」と語った。会談に続く昼食会まで、一貫して日本語でやりとりしたという。石破首相は「両国の関係を発展させていく上で、首相の留学生としての経験は本当に心強い」と歓迎した。