東京ヤクルトスワローズの石川雅規が1日、広島戦(神宮)に先発し、プロ野球新記録の24年連続勝利に挑む。昨年6月の楽天戦で勝利を挙げ、工藤公康、山本昌、三浦大輔に並ぶ23年連続勝利のプロ野球タイ記録を達成。新人のシーズンからの記録としては米田哲也の22年連続を抜いて新記録となった。球界最年長の45歳は今季初登板を前にして「一球一球丁寧に、まず目の前のアウトを取っていきたい」と話した。
本拠神宮での開幕投手に指名されたのは3月15日。同日、神宮球場で開催された出陣式では高津臣吾監督が詰めかけたファンに向かって「4月1日の神宮での開幕は石川雅規に務めてもらいます」と公にした。石川は「ああいう形で発表されて意気に感じますし、しっかり結果を出したい」と語った。チームは巨人を相手に4年ぶりの開幕3連敗を喫しており、立て直しの意味でも大事な一戦となる。
昨年は入団以来最少の9試合の登板にとどまり、わずかに1勝。一昨年も2勝に終わっており、今年はオープン戦からとにかく結果にこだわっている。「何をする、何をしないじゃなくて結果を残すためにやるだけ」。オープン戦は3試合、11回を投げて失点2とまずまずの成績を残した。
同年代の選手はどんどん球界を去っている。
昨季限りでチームメートの青木宣親(43)と、高校時代に甲子園でも対戦したことのあるソフトバンクの和田毅(44)が引退した。最近でも、中日を昨年限りで戦力外となった中島宏之(42)が引退を発表した。
「やはり同世代の一緒に切磋…