ボールを保持して突進する釜石の選手たち=2025年5月11日、岩手県北上市、東野真和撮影

 東北で唯一ラグビーリーグワンに所属する日本製鉄釜石シーウェイブスは11日、岩手県北上市のウエスタンデジタルスタジアムきたかみで九州電力キューデンヴォルテクスと2部の今季最終戦を行い、15―24で敗れた。

 かつて日本選手権を7連覇した新日鉄釜石を起源とするチームだが、今季は2勝12敗で2部最下位に終わり、3部1位のマツダスカイアクティブズ広島と入れ替え戦に回る。第1戦は24日正午から盛岡市のいわぎんスタジアム、第2戦は31日に広島市でそれぞれ行われる。

 釜石は先行されながら岩手県紫波町出身の阿部竜二選手(WTB)や宮城県気仙沼市出身の村上陽平キャプテン(SH)のトライなどで食い下がり、一時は2点差まで追い上げた。しかし、要所でのミスが目立ちかわされた。

 須田康夫ヘッドコーチは会見で「シーズン通して我慢比べのところで勝ち切れなかったことが多かった。(入れ替え戦までの)2週間で見直し、何としてでもディビジョン2(2部)に残りたい」と述べた。

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 バスケットボールBリーグB3で4位だった岩手ビッグブルズは11日、横浜市で横浜EXとB2復帰をかけてプレーオフを戦ったが、終了間際に逆転され76―77で惜敗した。17日から盛岡市の盛岡タカヤアリーナである新潟との対戦で2勝すれば、昇格が決まる。

 サッカーの天皇杯岩手県予選決勝は11日、盛岡市で行われ、日本フットボールリーグ(JFL)のいわてグルージャ盛岡が富士大を2―1で下して天皇杯出場を決めた。グルージャはJリーグ復帰を目指しているが、現在2勝5敗1分けで16チーム中12位に低迷している。

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