国連安全保障理事会は20日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファでの軍事作戦についての公開会合を開いた。多くの理事国に加え、イスラエルを支持している米国も作戦停止を求めたが、イスラエルは「ほかに選択肢がない」と反発した。
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ラファの状況を報告した国連人道問題調整事務所(OCHA)のウォソルヌ運営・理解促進担当部長によると、昨年10月の戦闘開始以降、ガザに住む人口の75%にあたる170万人ほどが避難を強いられてきた。今回の地上作戦で、これまでラファに避難していた約80万人が再び他の地域へ避難したという。また、指定された避難先はシェルターや水、トイレが不足し、適切な環境が整っていないとした。
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