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 ロイター通信によると、パレスチナ自治区ガザで救護活動を担う当局は28日、南部ラファ近郊マワシで避難民のテントがイスラエル軍による攻撃を受け、21人が死亡したと発表した。ロイターやAFP通信は目撃者の話として、ラファ中心部にイスラエル軍の装甲車が到達したと報道。現地からすでに約100万人が脱出したとされるなか、緊迫した状況が続いている。

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 ロイターによると、ガザの当局側はマワシでの攻撃について、イスラエル軍の戦車が住民の避難区域にあるテント群を攻撃したと主張。一方、イスラエル軍はSNSへの投稿で、避難区域への攻撃はしていないと反論した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は当時の映像を検証した結果、攻撃が避難区域の外側で行われた可能性を指摘している。

 中心部に装甲車が入ったとされるラファ市内では、戦闘の激化が懸念されている。AFPは29日、「動く者は誰でもイスラエル軍のドローン(無人機)に撃たれるので、人々は家の中にとどまっている」とする住民の証言を伝えた。

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 NYT(28日付電子版)に…

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