パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ北西部の避難民のテントが集まる地区に26日、イスラエル軍の攻撃があり、女性や子ども23人を含む少なくとも45人が死亡した。パレスチナ自治区ガザの保健省などが同日、発表した。さらなる民間人の犠牲の拡大に、国際社会から非難が相次いでいる。
パレスチナ赤新月社によると、攻撃を受けたのはラファ中心部に近いテル・アル・スルタン地区。イスラエル軍がラファでの作戦展開にあたって、住民の退避場所として指定した「人道地区」に含まれるという。
一方、イスラエル軍は27日、攻撃したのはハマスの施設だと発表。「国際法上、合法な標的に対し、正確な情報に基づき、精密弾を用いて攻撃した」とした上で、ハマスの幹部2人を殺害したと主張した。ただ、政府報道官はその後、攻撃が火災を引き起こし、民間人に死者が出たと認めた。ロイター通信が報じた。
国際社会からは反発の声が上…
