三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から元行員が顧客の金品を盗んだとされる事件を受けて、銀行業界では貸金庫ビジネスの見直しが進んでいる。
みずほ銀行は1月16日、全国の支店で行っている貸金庫サービスの新規受け付けを原則停止した。既存の利用者にはサービスを続けるが、新店舗を出す際にも貸金庫は原則設けない方針とした。
貸金庫の利用料は年間数万円で低採算とされる。犯罪の温床になりかねないリスクを抱えてまで続けるメリットは乏しいとの声は多く、他行でもビジネス縮小に向けた動きが続きそうだ。
三菱UFJ銀行は年度内に貸…