新NISAのイロハ③
1回目で新NISAの概要、2回目で口座開設先の選び方を学びました。
- 【連載初回】今こそ聞きたい新NISAの基礎 老後への備え、専門家が解説します
――それでは、どんな金融商品を購入すればいいか教えてください
わかりました。まず、新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。つみたて投資枠で取引できるのは、金融庁の基準を満たした、「長期」「積み立て」「分散」投資に適した一定の投資信託とETF(上場投資信託)に限定されます。対して「成長投資枠」は投資信託に加え、株式、ETF、REIT(リート)(不動産投資信託)を対象とします。
投資初心者は「つみたて投資枠」から
投資初心者は、つみたて投資枠から利用するのがいいでしょう。手数料が安いものが多く、毎月1千円、1万円と生活に負担がかからない範囲の積立額から運用が可能です。
成長投資枠は、より幅広い金融商品に投資できるのが魅力で、ハイリターンを見込める商品にも投資が可能です。ですが、ハイリターンとハイリスクは表裏。成長投資枠での投資は、もう少し投資に慣れてからでも遅くありません。ちなみに両枠は併用可能です。
リターンとリスクは表裏
――なるほど。ではつみたて投資枠で、どんな投資信託を選べばいいのでしょうか
投資信託は「ファンド」とも…