バルト3国の一つ、リトアニアが「クラスター爆弾禁止条約」からの離脱を模索している。ロシアによるウクライナへの侵攻を受け、国防力を上げる狙いがあるが、非難も少なくない。
- 現在進行形の戦場、ウクライナ兵が見た現実「クラスター弾しかない」
現地メディアによると、条約離脱の議論は昨年7月、米国がウクライナにクラスター弾の供与を発表したことで浮上。今月11日に、議会が政府の提案した離脱案をさらに議論することを賛成99人、反対1人、棄権3人の圧倒的多数で承認した。
政府は「ロシアがリトアニアにとって直接的な脅威となり、安全保障の観点から条約を再検討する必要がある」と説明。クラスター爆弾について「広大な領土の防衛に非常に有効だ」とした。
クラスター爆弾は、数十から…