昨年12月、ノルディックスキーW杯複合男子で勝利したヤールマグヌス・リーベル=ラムソー(AP=共同)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合男子で、最多の通算76勝を誇るヤールマグヌス・リーベル(27)=ノルウェー=が今季限りで現役引退することを表明したと29日、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が公式サイトで伝えた。

 免疫の異常で消化管に炎症や潰瘍を起こすクローン病と診断されたことが理由という。来年のミラノ・コルティナ冬季五輪でも金メダル候補だったリーベルは「健康状態を考えると、多大な犠牲を払う必要がある。体が耐えられるかどうか分からない」と語った。

 W杯では5度の個人総合優勝。今季も3勝を挙げ、ランキングトップを走っている。

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