特別ツアーの記者発表でポーズをとる(左から)新津社長、堀・那智勝浦町長、下瀬所長、田嶋・串本町長=2025年1月10日、和歌山県串本町田原、菊地洋行撮影

 昨年12月に小型ロケット「カイロス2号機」が打ち上げられた和歌山県串本町田原の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊(SPK)」で2月中旬、発射の痕跡が残る射点や煙道、組み立て塔など通常は非公開の制限区域を見学できる特別ツアーが開催される。

 特別ツアーは、串本町、那智勝浦町を出発地とする2月12日の日帰りツアーと、15日に新大阪駅や和歌山市内を出発地とする1泊2日のツアーの2種類。SPKのロケット射点のほか、4月にオープン予定の串本町の宇宙ふれあいホールSora―Miruの見学などが予定されている。

 カイロスの開発とSPKの運営に携わるのは、民間宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京)。特別ツアーは、SPKがある串本町と公式見学場がある那智勝浦町、ロケットを通じて地域振興を図るコンサルタント会社「USPジャパン」(東京)に、スペースワンが協力して実現した。

 今月10日、特別ツアーにつ…

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