ウクライナ北東部スーミ州で2025年5月17日、ロシアのドローン攻撃を受けたバスから犠牲者を収容する救助隊員。ウクライナ非常事態庁提供=AP

 ロシアとウクライナによる直接協議の翌日となる17日、ウクライナ北東部スーミ州で民間の路線バスがロシア軍の攻撃を受けた。州当局によると9人が死亡し、7人が負傷した。ロシア側は協議直後、国営テレビのインタビューでウクライナ側の要求内容を批判。停戦の実現からはほど遠い状況が続いている。

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 ウクライナ当局によると、17日午前6時ごろ、ロシアとの国境から南に10キロほどのビロピリャ近郊で、バスがドローン(無人機)攻撃を受けた。負傷者のうち3人は重体という。当局は「意図的にバスが狙われた」としている。

 3年ぶりの直接協議では、捕虜らを千人ずつ交換する▽双方が停戦条件を文書化して示す▽原則として再び会談を行う――の3点で合意したと、同席したトルコのフィダン外相が明かしている。

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