ロシア国営タス通信は3日、ロシアがアフガニスタンで発足したイスラム主義勢力タリバンの暫定政権を承認したと伝えた。すでに4月にテロ組織の指定を解除しており、ロイター通信によると、タリバン政権を承認した国は初めてとなる。
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ロシア外務省がタス通信に認めた。同外務省は同日、タリバン政権の新しいロシア大使から信任状の写しを受け取ったと発表していた。
タス通信は、モスクワのアフガニスタン大使館に、タリバン政権が導入した新しい国旗が掲げられたと伝えている。
ロシアは2003年にタリバンをテロ組織に指定したが、近年はロシアで開催するイベントに招くなど関係を深めていた。タリバンとの協力を通じ、自国や中央アジアへのイスラム過激派の流入を防ぐ狙いがある。