英紙フィナンシャル・タイムズは、ロシア軍が日本や韓国との戦争を想定し、160カ所の攻撃対象リストを作成していたと伝えた。2014年までに作成されたものだが、現在のロシア軍の戦略にも関連しているとみられるとしている。
同紙が昨年12月31日に、ロシア軍の機密文書の内容として報じた。それによると、攻撃対象の160カ所のうち82カ所が司令部や航空基地などの防衛関連施設で、その他は原子力発電所や工場、橋といった民間インフラだったという。
日本では、本州と九州を結ぶ関門トンネルや茨城県東海村の原発施設などがリストに入っていた。また、北海道の奥尻島にある航空自衛隊レーダー基地について、戦略爆撃機「Tu160」1機から12発のミサイルを発射し、85%の確率で破壊できると書かれていた。基地内部から撮影された写真のほか、施設の詳細な測定値も示されていた。
韓国では、南東部の化学工場…