ロシアとウクライナが3年ぶりの直接協議に踏み出した。双方とも、停戦に前向きな姿勢を示してトランプ米大統領を取り込みたい考えだが、従来の主張から大きく譲歩する見通しはなく、停戦実現への道筋はまだ見えない。
3年ぶりの直接協議に臨んだ両国の代表団。中継された協議冒頭の映像では、ウクライナ側は軍服姿の出席者が目立った。ロシア側は全員がスーツを着用し、仲介国のトルコを挟む形で向き合った。
ロシアにとって、ウクライナを協議の席に着かせたのは大きな成果になる。トランプ氏がロシア寄りの姿勢を示しても、ウクライナとの主張は平行線をたどり、協議開始の道筋は見えなかったからだ。
直接協議の実現に向け、ロシ…