ロシア最大手アエロフロート航空の航空機=同社SNSから

 ロシア最高検察庁は28日、ロシア最大手のアエロフロート航空に対してサイバー攻撃があり、捜査を開始したと発表した。ロシアメディアによると、システムが停止し、100便以上に影響が出た模様だ。ロシアの独立系メディアは、ウクライナとベラルーシのハッカー集団が犯行声明を出したと伝えている。

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 最高検によると、同社のシステムがハッカー攻撃を受け、拠点とするシェレメチボ空港で便の遅延や欠航が発生した。

 インタファクス通信は約60便が欠航し、80便以上が遅延したと伝えた。ロシアメディアの情報を総合すると、荷物の積み込みや燃料補給に問題が発生し、飛行ルートなどを当局に知らせる飛行計画も消えたという。

 ロシアの独立系メディア「バージニエ・イストリー」によると、犯行を認めたウクライナとベラルーシのハッカー集団は共同して、1年前からシステムに侵入したと主張。7千台以上のサーバーを破壊したとしているという。

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