ロシアのタス通信などによると、南西部ブリャンスク州で5月31日深夜、走行中の列車(乗客388人)が脱線して7人が死亡、71人が負傷した。列車の真上にあった橋が崩壊し、列車に直撃したという。
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さらに現場から南東約120キロのクルスク州では翌6月1日未明、貨物列車が渡っていた橋が崩壊し、一部の車両が橋の下の道路に落下。運転士ら3人がけがをした。
ロシアの連邦捜査委員会は1日、両方の事案で橋が爆破されたと発表。その後、発表内容を修正し、両方の橋が何らかの原因で損壊したとし、いずれも刑事事件として捜査していることを明らかにした。
ブリャンスク州とクルスク州は互いに隣接し、いずれもウクライナとの国境に接している。ロシアの国会議員からはウクライナの関与を疑う声も出ているが、真相は明らかになっていない。