野外音楽フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル(通称ロッキン)」が14日から、5年ぶりに茨城県ひたちなか市に戻ってくる。14、15日と21~23日に同市の国営ひたち海浜公園であり、最終日となる23日の大トリには、サザンオールスターズが出演。サザンは「最後の夏フェス」としている。
ロッキンは25周年の節目を迎えた今年、8月に開いた千葉市とひたちなか市の2カ所での開催となる。邦楽のフェスとして始まり、国営ひたち海浜公園で第1回の2000年から19年まで開催してきた。
しかし、20年は新型コロナの感染拡大により中止に。21年は感染対策をとって開催予定だったが、茨城県医師会の要請を受け、開催の約1カ月前に中止を発表した。22年と23年は千葉市の蘇我スポーツ公園で開催。会場変更した22年、ロッキン事務局は「25周年、30周年といった年でのひたちなか開催を模索したい」としていた。
日本の夏フェスの未来を後進に託す
最終日の大トリとして出演するサザンは05年と18年の2回出演し、いずれも最終日の大トリを務めている。今回の出演が発表されたのは今年6月25日。サザンも同日、公式サイトで桑田佳祐さんのコメントを発表した。
「今回の出演をもって、サザンオールスターズ『最後の夏フェス出演』とさせていただければと思っております。一旦、サザンは今回で卒業させていただき、後進の素晴らしいミュージシャンたちに日本の夏フェスの未来は託したいと思います。今年は、ROCK IN JAPAN FESTIVALが25周年ということで、超ど派手な夏祭り(フェス)と行こうじゃありませんか!!」
5年ぶりに茨城開催が決まった昨年8月、茨城県の大井川和彦知事は「5年ぶりに、本県でロッキンが開催されることは、県にとっても地域にとっても大変喜ばしい」との談話を出した。(張守男)
出演予定の豪華なアーティスト一覧
出演予定は次の通り(出演順…