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スタンドにプールを設置した鎌ケ谷スタジアム。水泳教室も開いた=2013年7月14日、千葉県鎌ケ谷市
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 プロ野球2軍の本拠地が変わりつつある。本来は選手育成の場だ。しかし、拠点がある自治体は地域活性化の起爆剤として期待する。それに球団側も応じて、誘致合戦が熱を帯びる。千葉県内では君津市がロッテの誘致に成功し、鎌ケ谷市では日本ハムが本拠地を構え、両市役所とも担当部署を新設して力を入れる。ただ……。明暗が分かれているのも、事実だ。

 ロッテと2軍移転の基本協定を結んだ君津市は5月1日付で「ボールパーク推進課」を新設した。日本製鉄の企業城下町の市だが、集客力のある観光地や施設が音響に定評のある市民文化ホールぐらいしかなかっただけに力が入る。

 5月30日に開会した市議会に、整備の第1弾として基本計画策定の委託費用などとする9064万円を計上した、補正予算案を提出した。

 市の計画では、JR君津駅から徒歩10分ほどのところにある農地約14万8千平方メートルに収容規模数千人のメイン球場、選手寮などを整備する。

「フィールド・オブ・ドリームスin君津」

 仕掛け人の一人が、元博報堂…

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