静岡県の「炭焼きレストランさわやか」は、県外からも多くの客が訪れ、休日には数時間待ちの店舗が出るほどの人気チェーンだ。ユニークな店づくりを進めた創業者からバトンを受けた富田玲社長(57)に、会社が目指すことを聞いた。東京や名古屋への出店はいつになりますか?
店に行けば今でも、片付けやレジ打ち
《創業者の富田重之さんは、妻の父親だ。玲社長は35歳の時に東京の広告会社を退職して、「さわやか」に入社。2017年12月に社長に就いた》
結婚の報告で妻の実家を訪れ、初めて店に行ったとき、「ここは僕が求めていたレストランだ」と感じた。出てくる料理がおいしく、素材が生きている。働いている人がいきいきとしている。結婚から数年後に「働かせて欲しい」とお願いし、皿洗いをしたりハンバーグを焼いたりするところから始めた。
社長になってからも、ゴール…