2012年のロンドン五輪レスリング女子48キロ級で優勝し、金メダルをかじるポーズをする小原日登美

 2012年ロンドン・オリンピック(五輪)のレスリング女子48キロ級で金メダルを獲得した小原日登美(おばら・ひとみ)さんが18日、死去した。44歳だった。19日、所属する自衛隊体育学校が明らかにした。死因は非公表とし、「遺族の心情への配慮や亡くなられた隊員のプライバシーを保護する必要があるため、回答は差し控える」とコメントした。

 青森県八戸市出身。八戸工大一高から中京女子大(現・至学館大)へ進んだ。04年アテネ、08年北京の両五輪で55キロ級の出場がかなわず、初出場となったロンドン五輪で48キロ級の金メダルに輝いた。

 世界選手権では、51キロ級で6度、48キロ級で2度の優勝がある。

 ロンドン五輪後に引退。自衛隊で後進の指導にあたり、25年からは28年ロサンゼルス五輪をめざす女子日本代表のコーチを務めていた。

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