サプリメントの広告で景品表示法が禁止するステルスマーケティング(ステマ)の手法を使っていたとして、消費者庁は25日、ロート製薬(大阪市)に再発防止を求める措置命令を出した。
ステマとは、広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すことを指す。2023年10月から景表法の不当表示として規制されている。
消費者庁によると、ロート製薬は昨年6~7月、見る力の改善などをうたう機能性表示食品のサプリメント「ロートV5アクトビジョンa」を宣伝する自社サイトに「1日1粒だから続けやすい」といったインスタグラムの投稿などを転載したが、実際にはロート製薬が、当該商品2カ月分(5400円相当)を無償で提供することを条件に、モニターに投稿させたものだった。飲みやすさなどを説明するコメントをつけてサプリメントの粒の大きさが分かる画像を投稿するよう指示していたという。
このステマを表示していた昨…