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バチカンで2025年4月26日、フランシスコ教皇のひつぎを見送るフランスのマクロン大統領(左端)ら各国の首脳=AP
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 バチカンで26日にあったローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の葬儀は、米国やウクライナ、欧州の首脳らが集まる「弔問外交」の舞台になった。米国が進めるロシアとウクライナの和平交渉や相互関税が焦点になったが、いずれの会談も詳細は明らかにされておらず、実質的な進展があったかは不透明だ。

 バチカンのサンピエトロ広場で26日午前10時(日本時間同日午後5時)過ぎから始まったフランシスコ教皇の葬儀には、160を超える国・地域から首脳や王族、宗教指導者らが出席した。

 教皇の出身地のアルゼンチンとバチカンのあるイタリアの首脳がひつぎに一番近い場所を占め、その他の国の首脳はフランス語の国名のアルファベット順で着席した。トランプ米大統領は最前列でフィンランドのストゥブ大統領を挟んでマクロン仏大統領と並び、数人離れたところにウクライナのゼレンスキー大統領が座った。

 最大の焦点だったウクライナ…

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