外務省=東京・霞が関

 外務省がまとめた2025年版「外交青書」の内容が27日、わかった。ロシアへの北朝鮮兵の派遣などロ朝軍事協力の進展について「ウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、日本を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点から、深刻に憂慮すべきものである」と記した。

 ロシアのウクライナ侵攻と東アジアでの一方的な現状変更の試みは「国際秩序への挑戦である点で地理的に隔絶された別個の事象ではない」と指摘。北朝鮮兵の対ウクライナの戦闘参加やロシアによる北朝鮮からの弾道ミサイルを含む武器・弾薬の調達、使用に言及し「米国のインド太平洋地域へのコミットメント(関与)の継続・強化が不可欠」と強調した。

 日ロ関係については「厳しい…

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