ロシア軍は28日夜から29日朝にかけて、ウクライナ各地を攻撃した。ウクライナ空軍によると、ミサイル60発、ドローン(無人機)477機が使われ、2022年2月に全面侵攻が始まって以来、一晩の飛来数としては最多となった。
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ゼレンスキー大統領によると、撃墜任務に当たっていたF16の操縦士、マクシム・ウスティメンコさんが犠牲になった。ゼレンスキー氏は「彼はきょう、七つの空中目標を破壊した」と弔意を示すとともに、死亡した原因の調査を指示した。
空軍はミサイル34発を撃墜したほか、弾頭のない「おとり機」を含めてドローン計436機を制圧した。ただ、すべては防ぎきれず、中部チェルカーシ州スミラでは9階建ての集合住宅3棟や国立大学のキャンパスが被害を受けた。これまでに、子ども1人を含む6人の負傷が確認されたという。