千原ジュニア=大阪市北区、滝沢美穂子撮影

 イス取りゲームでショートネタを競い合う「千原ジュニアの座王 新春SP」(フジ系)が2日午後10時、放送される。MCは千原ジュニア(50)。笑いの総合格闘技をうたう番組で、新年初座王に輝くのは……。

 笑う門には福来たるというが、出場者の表情は真剣そのもの。イス取りゲームと笑いを組み合わせた。座れなかった芸人は、「大喜利」や「モノマネ」などのお題が書かれたイスに座った相手を指名して、即興ネタで勝負。一発限りのギャグでイスを奪い合う。「みんなでアホなことするだけなんで」

 関西ローカルの深夜番組は、TVerなどの見逃し配信で全国で知られるように。全国ネットの特番で、深夜よりも早い時間帯に放送されることもあるが、「カットが少ないので、深夜が向いていると思いますねえ。このフォーマットで、メンバーが入れ替わっていくのが理想ですわ」。

 新年らしく、今年ブレークしそうな若手芸人を聞いてみた。近ごろは大学のサークルで腕を磨いて事務所に入る芸人も多いと言い、「飛び抜けてというよりは、全体のスキルが高い。教科書の数が多いのはあるんでしょうね」。

 3月には日本武道館で初の番組イベントも開催する。「何千人というお客さんが同時に笑う。芸人としては気持ちいい」

 座王の大喜利で回答できるのは一度きり。「奥行き過ぎても、手前過ぎてもあかん」。まさにプロフェッショナルの芸で初笑いしてみては。

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