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米ホワイトハウスの大統領執務室で2025年4月7日、イスラエルのネタニヤフ首相(左)の話を聞く米国のトランプ大統領=AP

 イランの核開発阻止に向けた合意を交渉で成立させるため、イスラエルの軍事作戦には反対していたトランプ氏。それがわずかな時間で、米国自身の軍事行動も選択肢に入れるという判断に急速に傾いていった。

 「最初の夜から始まったと思う。片方を完全に打ちのめし、壊滅的な夜だった」

 トランプ氏は18日、ホワイトハウスで記者団に「心変わり」の経緯を問われると、イスラエルによる初日の攻撃を引き合いにこう振り返った。

当初はイランとの交渉に期待

 ホワイトハウス地下の「危機管理室」で現地の様子を伝えるモニターを見たトランプ氏。「戦争に勝つという観点で言えば、イスラエルはかなりうまくやっている」と感じたという。

 イランとの核交渉が突如とし…

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