13日の大阪・関西万博の開幕を前に、大阪市中心部で宿泊需要が高まっている。ホテルの新規開業が相次いでいるが、インバウンド(訪日観光客)の急増もあり、ホテル不足や宿泊価格の高騰が懸念されつつある。
「新規ホテルで、ここまでの活況はなかなかない。万博による需要の上積みが大きいのでは」。3月21日、JR大阪駅北側の再開発地区にオープンした阪急阪神ホールディングス系の「ホテル阪急グランレスパイア大阪」の森崎陽介総支配人は、そう話す。大阪駅近接の482室のホテルで、5月頃まで週末は6割、予約で埋まっているという。
大阪では、万博前にさまざまな客層に向けたホテルの開業が相次いだ。高級ブランドでは、昨夏にカナダ発の「フォーシーズンズホテル」が初進出。この4月には、米ヒルトングループの最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア大阪」が開業する。ビジネスでも利用の多い、アパホテルが24年12月、西日本最大級という2055室の高層ビル型ホテルをオープンさせた。
各ホテルとも、視野に入れるのは急増する訪日客だ。大阪観光局の推計では、府内を訪れた24年の訪日外国人客は約1464万人とコロナ禍前の19年を上回って過去最高となった。25年は1600万人を見込む。こうしたインバウンド旅行の活況に加え、「建てるなら、万博前に」と開業時期を設定したホテルも多い。
既存のホテルも、すでに外国…