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交通情報

 来月13日の大阪・関西万博の開幕に向け、大阪メトロは14日、会場につながる中央線のダイヤを改定し、運行本数を2倍以上に増やすと発表した。実施は4月2日から。朝や夕の混雑する時間帯は2分半間隔で走らせる。平日と土日・祝日に分かれているダイヤを一本化し、万博が終了するまで統一ダイヤとする。

 中央線は会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道で、会場の「玄関口」で終点の夢洲駅(大阪市此花区)は1月に開業している。

 2分半間隔での運行は、来場者が会場に向かう時間帯と通勤・通学の時間が重なる午前8~11時台と、帰宅する時間帯の午後4~10時台(上りは午後9時台まで)で、1時間に24本を走らせる。

 4月中旬~7月中旬の平日午前9~10時台には、教育旅行で会場を訪れる大阪府内の小中高生ら向けに子ども専用・優先列車を運行する。専用列車は森ノ宮発で行き先を「回送」と表示し、前方最大4両を子ども専用とする。優先列車は長田発で「臨時」と表示して、一般客に乗車を控えるよう呼びかける。

 万博はピーク時の来場者が1日あたり22万7千人に上り、約6割の13万3千人が中央線を利用して来場することが見込まれている。

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