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大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」=2025年4月21日、大阪市此花区の夢洲、朝日放送テレビヘリから、林敏行撮影
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 大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会は、万博のシンボルである木造建築「大屋根リング」について、一部を残す方向で大阪市などと調整する方針を固めた。6月の理事会で正式決定する見通しだ。

 協会は、国や大阪府・大阪市、経済界による実務者会合を24日に開いた。1周約2キロのリングのうち、1割に当たる200メートルを残す案を軸に、万博会場の夢洲(ゆめしま)の土地を所有者で閉幕後の再開発を進める大阪市などと調整する方針で合意した。5月初めにも、大阪府の吉村洋文知事や大阪市の横山英幸市長、経団連の十倉雅和会長(住友化学相談役)、関経連の松本正義会長(住友電気工業会長)らによる本会合を開き、この方針を確認する。市などとの調整が進めば、協会は、リングを閉幕後に重機で取り壊すとしている建設業者との契約を一部変更する。

 関係者によると、リングのう…

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