日本政府が大阪・関西万博に出展する日本館には国産のスギのパネルや直交集成板(CLT)を使っている=2025年1月26日午前11時47分、大阪市此花区、諏訪和仁撮影

 政府は26日、4月に始まる大阪・関西万博の会場の夢洲(大阪市此花区)で建設中のパビリオン「日本館」をメディアに初めて公開した。完成は2月末の予定で、内装や展示の工事をしているが、万博ムードを盛り上げようと、早めに公開した。

 敷地は野球場ほどの1万3千平方メートルで、この万博では最も広い。建物は直径約80メートルの円形で、高さ約13メートルの2階建て。スギのパネルや直交集成板(CLT)が立ち並び、真ん中の中庭には直径約19メートルの水盤がある。

 展示のテーマは「いのちと、いのちの、あいだに」。私たちのいのちに役立っている微生物や藻類といった小さな命に注目し、発酵の働きを約700枚の発光パネルの光で見せるものや、多数のぶら下げたチューブに藻類を入れた培養液を流して光合成させる仕組みもつくった。

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