大阪・関西万博イタリア館前に設けられたイタリア野菜の庭園=2025年6月5日午後5時27分、大阪市此花区、西村宏治撮影

 大阪市で開催中の大阪・関西万博のイタリアパビリオン前で5日、岡山県矢掛町産の野菜のプランターが並ぶ菜園がお目見えした。国内外からの来場者に町をPRする場にもなっている。

 ズッキーニ、バジル、ケール、ロマネスコ――。約40平方メートルの菜園に並ぶのは、約20種類のイタリア野菜。町の農家などが2022年から取り組む「矢掛町イタリア野菜プロジェクト」を紹介する動画が流れるモニターも据えつけられている。展示は10日ほど続けるという。

 「プロジェクトを始めたときは、万博でPRすることになるとまでは考えていなかった。これを新たなスタートにしたい」。この日、イタリア館を訪れた山岡敦町長は言った。

 かつて宿場町として発展した…

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