Smiley face
写真・図版
インド館前には「バーラト」と書かれたプレートが置かれている=2025年5月1日午前8時57分、大阪市此花区、岡純太郎撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 大阪・関西万博のインド館が1日朝オープンした。開幕から約2週間遅れの開館となったが、古代インドの精神世界から最新の半導体産業までを紹介した展示に、来場者らは見入っていた。

 インド館は日本国際博覧会協会(万博協会)が代わりに建てて、参加国が内外装を手がける「タイプX」での出展だ。

 入り口近くには世界三大宗教の一つ「仏教」をモチーフにした合掌や釈迦(しゃか)の説いた教えを車輪にたとえた「法輪(チャクラ)」のモニュメントが置かれ、来館者の目を引いている。

 「過去、現在、未来という時の流れを意識した」(同館担当者)という内装では、ヒンドゥー教の神「ガネーシャ」の置物など信仰に関係する展示のほか、最先端の半導体産業や月面探査など宇宙開発の技術も紹介している。

 開館が遅れたことで注目を集めたインド館だが、外観のどこを探しても「INDIA(インディア)」の文字はない。

 代わりにあるのが「BHARAT(バーラト)」と書かれたパネルだ。バーラトとは何を意味するのか。

 インド政治に詳しいジェトロ…

共有