建設工事が進む大阪・関西万博の会場=2025年2月4日午前11時8分、大阪市此花区、朝日新聞社ヘリから、筋野健太撮影

 4月開幕の大阪・関西万博で、開幕前に試験的に来場者を入れる「テストラン」について、大阪府などは5日、募集定員の約8・5倍にあたる約35万人から応募があったと発表した。6日から抽選の結果を通知する。

 テストランは、入退場ゲートのシステムや来場者をもてなすアテンダントらのオペレーションなどを最終確認するのが目的。4月4~6日の3日間で、協賛企業や自治体関係者ら計9万人を会場に無料招待する。

 このうち5、6日は府民のみを対象に約4万人を無料で招くことになっている。1、2月にオンラインで参加者を募ったところ、34万9675人から応募があったという。

 万博では、半年間の会期中に1日平均約15・3万人(計約2820万人)の来場を見込む。ただ、入場券の販売が低調で、開幕に向けて万博への関心を高めることが課題となっている。

 吉村洋文知事は5日、報道陣の取材に「(大きな)反響にびっくりしている。多くの方が万博に期待してくれている」と話した。

  • <お知らせ>「ルポ 大阪・関西万博の深層」

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