大阪・関西万博のガイドブックを販売している「ぴあ」は27日、独自の調査に基づくパビリオンの満足度ランキングを発表した。イタリアやアメリカなど、会場内で行列もできている人気パビリオンを抑えて1位になったのは、中東の国のヨルダンだった。
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ランキング作成にあたって、ぴあは万博会場で独自の出口調査を実施。のべ2千人以上の来場者にアンケートした。満足度を100点満点で採点してもらい、その平均点で、満足度が高い30のパビリオンをランキング形式で取りまとめた。
星空などの風景が映し出される円形展示室に、映画「スター・ウォーズ」の撮影場所として知られる砂漠地帯「ワディ・ラム」から運んだ赤い砂22トンを敷きつめており、来場者は赤い砂の上に座ることができる。
ぴあによると、アンケートでは「現地の砂漠を素足で踏む体験がよかった。日本にいながら海外を体験でき、まさに万博の醍醐（だいご）味」などと砂漠の体験エリアが好評で、お土産の質を評価する声も寄せられたという。
グルメや注目イベントも
満足度ランキングの2位以降は、27日に売り出す万博のガイドブック「大阪・関西万博ぴあ 完全攻略編」に掲載している。
ぴあは2月末、万博の公式ライセンス商品としてガイドブックを発売。すでに8刷80万部を発行し、今年の「オリコン上半期BOOKランキング」で1位を獲得した。
ぴあの編集長は「万博のような複雑で多岐にわたるコンテンツ内容は、ウェブでは全容がつかみづらい。『一覧性』が特長である紙の雑誌の方が分かりやすく、手に取っていただいた方が多かったと思う」とコメントしている。
今回の「完全攻略編」では、各パビリオンの展示内容のほか、会場のグルメや注目イベント、公式ストアの人気商品を紹介している。全126ページで、税込み1200円。
