大阪・関西万博の開幕が残り2週間に迫る中、会場内外で活動するボランティアの団結式が30日、大阪市内で開かれた。
団結式には、延べ約3万人のボランティアのうち、抽選で選ばれた46人が参加。ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏が監修した、紺色を基調として黄色や白色で「VOLUNTEER」と記されたユニホームが手渡された。日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長は「皆さんの笑顔と熱量が来場者にとって万博の第一印象になる。一人ひとりが万博の親善大使です」と激励した。
会場内で来場者を案内する「会場ボランティア」を務める前田有香子さん(63)=大阪府守口市=は、「1970年万博で自分が経験した驚きや感動を味わってもらえるようサポートしたい」と語った。
協会は昨年、18歳以上を対象に会場ボランティア(1万人)と、市内の主要駅や空港で交通案内などを行う「大阪まちボランティア」(1万人)の計2万人を募集。延べ約5.5万人が応募した。
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