大屋根リング西側に設置された喫煙所。EXPOメッセ「WASSE」のすぐ隣にある=2025年6月25日午後6時47分、大阪市此花区、西晃奈撮影

 大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会は25日、万博会場内に喫煙所を2カ所設置したと発表した。28日朝から使えるようになる。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を踏まえて会場内を全面禁煙としてきたが、方針を転換した。

 これまで喫煙所は会場外に2カ所設けていたが、新たに大屋根リングの西側(収容人数68人)と北側(同43人)に設置する。四方を塀で囲む屋外の開放型で、担当者は「自然の風によって煙や臭いは流れていくので、分煙対策はできる」と話す。

 これまで会場内にいる人がたばこを吸うためには、いったんゲートを出る必要があり、喫煙者から不満の声が上がっていた。また、会場内で隠れて吸っているケースも散見されたという。

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