多数の来場者であふれる大阪・関西万博の会場ゲート周辺=2025年8月30日午後2時14分、大阪市此花区、米田怜央撮影

 大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会は1日、8月30日の一般来場者数が18万7449人となり、過去最多になったと発表した。これまでの最多は18万4990人(6月28日)だった。

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 来場者数は、運営スタッフなどの関係者を含めると20万5473人だった。8月30日は夏季に何度でも入場できる「夏パス」(7月19日~8月31日)の利用期限が迫っていたことなどが来場者数を押し上げたとみられる。

 関係者によると、今回の万博では民間企業が購入したもののまだ使われていない入場券が相当数あるとされる。また過去の万博では会期後半に来場者数が伸びる傾向があり、会期終盤に向けてさらに来場者の増加が予想されるという。

 一方、協会が想定していた会期中の来場者数2820万人に届くのは難しい状況だ。8月30日までの一般来場者は1657万1256人。仮に最多の18万7449人が、10月13日の閉幕まで毎日続いても2820万人には届かない計算だ。

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