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大阪・関西万博で500万人目の来場者となり、石毛博行・事務総長(右端)から記念品を贈られる坂田綾香さん(中央左)と村松有夏さん(同右)=2025年5月26日午後2時16分、大阪市此花区、林敏行撮影
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 大阪・関西万博の来場者数が26日、500万人を達成した。日本国際博覧会協会が発表した。運営スタッフなどの関係者を含めた数で、一般来場者数は25日時点で412万人。協会の石毛博行事務総長は「『夜の万博』を目指して来る人がかなり増えていて、午後4~5時にも来場の山ができてきている」と語った。

 来場者数が100万人に達したのは、開幕から11日目。500万人は44日目で到達した。500万人目の来場者は、中学の同級生だという大阪市の坂田綾香さん(29)と大阪府寝屋川市の松村有夏さん(28)。26日が29歳の誕生日だという坂田さんは、午後4時から入場できる「夜間券」(5枚)や非売品の「ミャクミャククリスタル」などの記念品を受け取り、「最高の誕生日となった」と喜んだ。

 協会によると、スタッフを含めた直近1週間の来場者数は95万人。開幕第1週(64万人)の約1.5倍に増えた。愛知万博の一般来場者数と比較しても、集客のペースは早い。石毛事務総長は「来場者が急激に増えてきている。暑さ対策などの対応をしっかりとしていきたい」と語った。

 一方、協会が想定した閉幕までの来場者数に達するには、1日平均で約15万人の入場が必要になる計算だが、一般来場者数がまだ15万人を超えた日はない。

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