丸山食品(松山市)が製造・販売する万能調味料「日本人ならたまらない。~漁師飯~」が、「第83回ジャパン・フード・セレクション」の食品・飲料部門で最高位のグランプリに輝いた。
同セレクションは、一般社団法人「日本フードアナリスト協会」(東京)の主催で、フードアナリストの資格を持つ約2万3千人のアンケートなどで食品を評価・審査する。100点満点で90点以上がグランプリとなる。今回は全国で41商品がグランプリとなった。
「漁師飯」は、かつお節、昆布、焼きのり、メカブ、アオサなどを食欲をそそるバランスで混ぜ合わせた。審査委員からは「磯のしっかりした香りと風味がよい」「栄養価の水準が高く、健康志向の高まりのニーズに沿っている」「持ち運びが便利でアウトドアやお弁当でも使用できる」などと評価された。
丸山食品によれば、ご飯や豆腐のほか、おひたし、ラーメン、うどん、そば、ハンバーグなどにも合うという。
セレクションには初めての応募で、丸山敏生社長は「気軽に応募したところ、まさかのグランプリ受賞で驚いている」と喜んだ。今後の目標については「日本食は海外でも人気があり、輸出に向けてチャンスととらえている」と話している。
「漁師飯」は内容量48グラムで、税込み756円。松山市や愛媛県伊予市の道の駅などで販売しているほか、通信販売もしている。