Oliveの普及に力を入れる三井住友銀行と、PayPayのホームページ

 三井住友フィナンシャルグループ(FG)とソフトバンクが金融サービスで手を組むことが分かった。三井住友FGの個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」と、ソフトバンク系のPayPayのスマートフォン決済をつなぐ。ソフトバンクの生成AI(人工知能)を活用し、決済データを用いたビジネスにも乗り出す。

 15日に会見し、発表する。関係者によると、三井住友FGの子会社の三井住友カードがソフトバンクと包括提携を結ぶ。登録者が6900万人に上るPayPayと、500万人を超えるオリーブを連携させ、互いに若者ら顧客の裾野を広げる狙いがある。

 オリーブは専用カードとスマホアプリを使い、銀行や証券など幅広い金融サービスが利用できる。専用カードの支払い方法はクレジット、デビット、ポイント払いの3種類あり、これにPayPayの残高での支払いを加える。専用カードをVisa(ビザ)加盟店で使った際にたまるVポイントと、PayPay決済でたまるPayPayポイントを交換できるようにもする。

メガバンクの競争激化

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