Smiley face
写真・図版
三本松の忽那奏汰投手=2025年7月24日午後4時12分、高松、斉藤夏音撮影

 (24日、第107回全国高校野球選手権香川大会準々決勝 藤井7―3三本松)

 三本松のエース忽那(くつな)奏汰(かなた)投手(3年)は二回裏2死一塁の場面からマウンドに上がった。最初の打者を空振り三振にし、上々の立ち上がりをみせた。

 一番の支えは、中学からずっとバッテリーを組んできた佐々木航祐捕手(3年)だ。ピッチングがよくなかったときには叱ってくれることもあるが、この日の試合では相手に得点を奪われていく中で、「まだいけるぞ」と肩をたたかれ、励まされた。

 リードを許した相手には追いつけず、敗れた。忽那投手は「まだまだ一緒に野球をやりたかった」と涙を流し、佐々木捕手も「甲子園で野球をやりたかった」と悔しそうに話した。

共有