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 三菱商事は20日、ケンタッキーフライドチキン(KFC)を展開する日本KFCホールディングス(HD)の保有株式(約35%)を、すべて米投資ファンドのカーライル・グループに売却すると発表した。三菱商事は日本での1号店設立から半世紀以上、KFCの経営に関わり続けてきたが、手を引くことになった。

三菱商事が半世紀余りの経営から手を引くことになったケンタッキーフライドチキンの店舗=東京都内、宮崎健撮影

 カーライル側は、まず日本KFCHDへの株式公開買い付け(TOB)を21日から7月9日までの期間で実施し、三菱商事以外の株主からの株式取得をめざす。買い取り価格は4月18日の終値に対し約44%のプレミアム(上乗せ額)をつけた1株6500円。そのうえで9月に、日本KFCHDの自社株買いに応じる形で三菱商事が保有株式を約400億円で売却する。日本KFCHDはカーライル側の完全子会社となる見込みだ。

 三菱商事は1970年、米K…

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