三菱自動車の加藤隆雄社長=2025年1月28日、札幌市、西山明宏撮影

 三菱自動車の加藤隆雄社長は3日、ホンダと日産自動車による経営統合の協議に参加するかどうかについて、ホンダ・日産の両社が方向性を表明するまで判断を保留する考えを示した。両社は経営統合の方向性を1月末をめどに判断するとしていたが、協議が難航し、2月中旬に延期した。

  • ホンダと日産の統合協議「2月中旬」に方向性 リストラ実行が難航

 加藤氏は3日の会見で、経営統合協議への参加について「現段階で様々な可能性を検討しており、方向性が定まった段階でお伝えさせて頂きたい」と述べた。三菱自も当初、ホンダ・日産と同じく1月末をめどに統合協議への参加を判断するとしていた。

 加藤氏は判断の保留について、「まずは両社での議論により方向性を見いだす段階」だとの認識を示した。両社の経営統合協議は、日産のリストラ計画の調整が難航し、方向性を示すのが遅れている。

 三菱自の関係者によると、同…

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