Smiley face
写真・図版
三谷幸喜さん=東京・日本橋のロイヤルパークホテル、長谷川明撮影

 人生を楽しむ「アクティブ世代」が多彩なゲストらと交流する文化祭「朝日新聞Reライフフェスティバル2025春」が、3月3日に東京都内で開かれました。今回は脚本家の三谷幸喜さん(63)が初登壇。ユーモアあふれるトークで、満員の聴衆を沸かせました。

 舞台、映画、テレビを行き来して活躍する三谷さん。この日は、朝日新聞で25年続く連載「三谷幸喜のありふれた生活」を軸に、様々な人たちとの出会いを担当の山口宏子記者を聞き手に振り返った。

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「誇張はあっても、うそは書かない」

 連載スタートは2000年4月、三谷さん38歳だった。「あっという間に、時間がたってしまいました。25年間ずっと日記を書き続けてきた感じです。僕の中で決めているのは、うそは書かないこと。誇張はありますが、デタラメは一度も書いていません。それと、喜劇作家ですから、毎回どこかで笑っていただきたい、と心掛けています」

 「ありふれた生活」では、作品創作の裏側も率直につづってきた。

 連載が始まった直後に取り組んだ舞台がミュージカル「オケピ!」。劇場のオーケストラピットで演奏をする音楽家たちの群像劇だった。

 「関わる人が多いし、歌も含めて稽古時間が長く、それまでやっていた小劇場の芝居とは全然違って大変でしたが、やり遂げたことは自信になりました。その後、歌舞伎などいろいろやってきましたが、『オケピ!』の経験があったから先に進めたという気がしています」

 「オケピ!」では、当時23歳だった山本耕史さんと出会った。

 「顔はやさしいし、おとなし…

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